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  1. 厚木市議会 2020-11-30
    令和2年第8回会議(第1日) 本文 2020-11-30


    取得元: 厚木市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-02
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいタブが開きます) 令和2年第8回会議(第1日) 本文 2020-11-30 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ窓表示 ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者一覧に移動 全 140 発言 / ヒット 0 発言 表示発言切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示 すべて選択 すべて解除 1 ◯寺岡まゆみ議長 2 ◯寺岡まゆみ議長 3 ◯寺岡まゆみ議長 4 ◯小林常良市長 5 ◯寺岡まゆみ議長 6 ◯9番 栗山香代子議員 7 ◯石井正彦財務部長 8 ◯9番 栗山香代子議員 9 ◯石井正彦財務部長 10 ◯9番 栗山香代子議員 11 ◯石井正彦財務部長 12 ◯寺岡まゆみ議長 13 ◯7番 井上敏夫議員 14 ◯寺岡まゆみ議長 15 ◯寺岡まゆみ議長 16 ◯小林常良市長 17 ◯寺岡まゆみ議長 18 ◯9番 栗山香代子議員 19 ◯安齊博之総務部長 20 ◯9番 栗山香代子議員 21 ◯安齊博之総務部長 22 ◯9番 栗山香代子議員 23 ◯寺岡まゆみ議長 24 ◯寺岡まゆみ議長 25 ◯小林常良市長 26 ◯寺岡まゆみ議長 27 ◯24番 田上祥子議員 28 ◯片桐 亮循環型社会推進担当部長 29 ◯24番 田上祥子議員 30 ◯片桐 亮循環型社会推進担当部長 31 ◯24番 田上祥子議員 32 ◯片桐 亮循環型社会推進担当部長 33 ◯寺岡まゆみ議長 34 ◯寺岡まゆみ議長 35 ◯小林常良市長 36 ◯寺岡まゆみ議長 37 ◯27番 新井啓司議員 38 ◯小林常良市長 39 ◯寺岡まゆみ議長 40 ◯寺岡まゆみ議長 41 ◯8番 名切文梨議員 42 ◯若林伸男政策部長 43 ◯8番 名切文梨議員 44 ◯若林伸男政策部長 45 ◯寺岡まゆみ議長 46 ◯8番 名切文梨議員 47 ◯若林伸男政策部長 48 ◯8番 名切文梨議員 49 ◯若林伸男政策部長 50 ◯8番 名切文梨議員 51 ◯寺岡まゆみ議長 52 ◯2番 後藤由紀子議員 53 ◯若林伸男政策部長 54 ◯2番 後藤由紀子議員 55 ◯若林伸男政策部長 56 ◯2番 後藤由紀子議員 57 ◯見上知司まちづくり計画部長 58 ◯寺岡まゆみ議長 59 ◯6番 高田 浩議員 60 ◯若林伸男政策部長 61 ◯寺岡まゆみ議長 62 ◯9番 栗山香代子議員 63 ◯若林伸男政策部長 64 ◯9番 栗山香代子議員 65 ◯若林伸男政策部長 66 ◯9番 栗山香代子議員 67 ◯若林伸男政策部長 68 ◯寺岡まゆみ議長 69 ◯石井正彦財務部長 70 ◯寺岡まゆみ議長 71 ◯小林常良市長 72 ◯寺岡まゆみ議長 73 ◯7番 井上敏夫議員 74 ◯太田 寛消防長 75 ◯7番 井上敏夫議員 76 ◯太田 寛消防長 77 ◯寺岡まゆみ議長 78 ◯寺岡まゆみ議長 79 ◯小林常良市長 80 ◯寺岡まゆみ議長 81 ◯7番 井上敏夫議員 82 ◯田中宏之協働安全部長 83 ◯7番 井上敏夫議員 84 ◯寺岡まゆみ議長 85 ◯寺岡まゆみ議長 86 ◯小林常良市長 87 ◯寺岡まゆみ議長 88 ◯9番 栗山香代子議員 89 ◯佐藤弘幸学校教育部長 90 ◯9番 栗山香代子議員 91 ◯山口雅也教育総務部長 92 ◯9番 栗山香代子議員 93 ◯佐藤弘幸学校教育部長 94 ◯寺岡まゆみ議長 95 ◯24番 田上祥子議員 96 ◯佐藤弘幸学校教育部長 97 ◯寺岡まゆみ議長 98 ◯28番 石井芳隆議員 99 ◯山口雅也教育総務部長 100 ◯寺岡まゆみ議長 101 ◯17番 望月真実議員 102 ◯山口雅也教育総務部長 103 ◯17番 望月真実議員 104 ◯山口雅也教育総務部長 105 ◯寺岡まゆみ議長 106 ◯寺岡まゆみ議長 107 ◯小林常良市長 108 ◯寺岡まゆみ議長 109 ◯20番 難波達哉議員 110 ◯若林伸男政策部長 111 ◯田中宏之協働安全部長 112 ◯20番 難波達哉議員 113 ◯若林伸男政策部長 114 ◯寺岡まゆみ議長 115 ◯25番 渡辺貞雄議員 116 ◯若林伸男政策部長 117 ◯25番 渡辺貞雄議員 118 ◯若林伸男政策部長 119 ◯25番 渡辺貞雄議員 120 ◯小林常良市長 121 ◯寺岡まゆみ議長 122 ◯寺岡まゆみ議長 123 ◯小林常良市長 124 ◯寺岡まゆみ議長 125 ◯24番 田上祥子議員 126 ◯常田真一郎市民健康部長 127 ◯24番 田上祥子議員 128 ◯常田真一郎市民健康部長 129 ◯寺岡まゆみ議長 130 ◯寺岡まゆみ議長 131 ◯小林常良市長 132 ◯寺岡まゆみ議長 133 ◯1番 高田昌慶議員 134 ◯石井正彦財務部長 135 ◯1番 高田昌慶議員 136 ◯石井正彦財務部長 137 ◯1番 高田昌慶議員 138 ◯寺岡まゆみ議長 139 ◯寺岡まゆみ議長 140 ◯寺岡まゆみ議長 ↑ リストの先頭へ ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 ◯寺岡まゆみ議長 ただいまの出席議員は27人で定足数に達しております。奈良直史議員から遅刻の届出がありました。  ただいまから令和2年厚木市議会第8回会議12月定例会議第1日の会議を開きます。  会議規則第79条の規定によって、第8回会議の会議録署名議員を議長から指名いたします。三橋文男議員、高田浩議員、井上敏夫議員にお願いいたします。  議長の諸報告は、お手元のとおりでありますので、御了承願います。  本日の議事日程は、お手元の日程表のとおりであります。  日程に入ります。    ────────────── 2 ◯寺岡まゆみ議長 日程1「会議期間の決定」を議題といたします。  お諮りいたします。第8回会議の会議期間は、本日から12月22日までの23日間とすることに御異議ありませんか。    (「異議なし」との声あり)  御異議なしと認めます。よって第8回会議の会議期間は、本日から12月22日までの23日間と決定いたしました。  なお、会議期間中の会議日割は、お手元の日割表のとおりであります。    ────────────── 3 ◯寺岡まゆみ議長 日程2「報告第17号 専決処分の報告について」を議題といたします。  報告を求めます。市長。 4 ◯小林常良市長 (登壇)皆さん、おはようございます。ただいま議題となりました報告第17号 専決処分の報告につきまして御説明申し上げます。  本件につきましては、厚木市内に所在する土地について、市が同土地の固定資産評価額を錯誤により過大に決定しました。その結果、平成25年に同土地の旧所有者が亡くなった際に発生した相続税について、当該固定資産評価額を基に過大に納付することを余儀なくされた相続関係人から損害賠償請求がありました。  相続税の申告を修正できる期間は5年間であり、過納分の返還を受けることができないため、損害賠償の額を総額81万1700円とすることで相手方と協議が調い、地方自治法第180条第1項の規定により議会において指定されている事項に該当することから、去る11月12日に専決処分をいたしましたので、同条第2項の規定により御報告申し上げるものでございます。  今後は、固定資産評価をするに当たり、現地調査や課税事務について確認を徹底し、再発防止に努めてまいりますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。 5 ◯寺岡まゆみ議長 質疑に入ります。栗山議員。
    6 ◯9番 栗山香代子議員 今回の金額は81万1700円ということですけれども、この金額の内容は、実際に過大に納付した税額部分と、それから、ほかに損害賠償としての意味合いの部分があるのか、そこを確認させていただきます。 7 ◯石井正彦財務部長 (注1)今回の損害賠償額につきましては81万1700円ということでございます。3人の方でございます。そのうち8万8000円が税理士等の事務経費になりまして、それを除いた72万3000円が過分な相続税ということになります。(注1-1を参照) 8 ◯9番 栗山香代子議員 これについては、この1件だけなのかと、それから、この過誤納が発生した理由についてお伺いいたします。 9 ◯石井正彦財務部長 3名の方ですが、事案としては1件ということになります。今回の場合は、平成12年にその評価の仕方が変わりまして、非住宅から農業施設という中で、実際、評価額でいうと5分の1程度になるわけですが、その間、非住宅で課税した結果、過分な部分が出たということでございます。  それで、その間に相続税が発生したということで、これは固定資産の評価を基にした中でお支払いをしたという部分がございます。相続税に関しては国税ですので、5年間の中であれば還付されるのですが、5年を経過している中で、相手方から、やはり相続税の分は返していただけないかという部分がございましたので、今回いろいろ協議をした結果、損害賠償額を確定したということでございます。 10 ◯9番 栗山香代子議員 先ほど市長からも今後の改善策ということでお伺いいたしましたけれども、具体的にどのように調査ができて、それを具体的にどのように改善できるのか。今後、このようなことがないように、どのように対応していくのかを確認させていただきます。 11 ◯石井正彦財務部長 関係者の皆さんには、今回こういうことがございまして、深くおわびをしたいということでございます。その中で、固定資産の評価という部分で建物や土地があるわけですが、課税事務は専門的な部分が結構多くございまして、やはり日頃からそういう知識の習得、マニュアル等を相互で確認する、また、そういう研修等を行っていく、共通認識を持っていくということを日頃から行っていくということでございます。  特に新たな評価替えが導入される部分がございます。そういった場合にこのような部分が発生する可能性があります。そこを防ぐためには、やはり評価の補正があって替わった部分等は、きちんと相互の中、係員の中で認識していくとともに、複数で確認できる体制で行っていくということで認定漏れや入力ミスを防ぐということで、再発ミス、再発防止に努めていきたいと考えております。 12 ◯寺岡まゆみ議長 井上敏夫議員。 13 ◯7番 井上敏夫議員 ただいま栗山議員からいろいろ質問されまして、私が聞こうと思ったものも重複しておりましたので、そこは省かせていただきますが、今回の過大納付になった件でございますけれども、今、農業施設については、都市型栽培で施設園芸が盛んに行われております。そういう意味では、内部の状況で非常に評価が変わってくると。土であるかコンクリートであるかということでは、そういう施設園芸を行う方々は、資料をあちらこちらから集めて、コストがかからないように努力をしている。一方では、そういうコンクリートを張ったときの評価について、軽減してもらえないかという要望も多く出されております。農業はそんなに収入があるわけではございませんので。そういった取扱いについても今後考えてもらいたいということと、今、野菜工場なども、厚木市内で立地的に多く考えたいというところもございますが、やはり宅地の評価になると非常に高くなってしまうということから、コストがかかるということで手控えておられます。そういったことで、経営者側も一生懸命、コスト削減の中で、この評価については関心を持っております。そういった意味では、ただこれまでの過大評価について検証すればいいというだけではなくて、徹底的に勉強していただきたいということを申し上げておきます。よろしくお願いいたします。 14 ◯寺岡まゆみ議長 ほかになければ、本件はこれで終わります。    ────────────── 15 ◯寺岡まゆみ議長 日程3「議案第79号 厚木市議会議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例について」から日程5「議案第81号 厚木市職員の給与に関する条例及び厚木市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例について」までの3件を一括議題といたします。  提案理由の説明を求めます。市長。 16 ◯小林常良市長 (登壇)ただいま議題となりました議案第79号から議案第81号までの3件につきまして、一括して提案理由を御説明申し上げます。  まず、議案第79号 厚木市議会議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、議会の議員の期末手当の支給割合を改定するため、本条例の一部を改正するものでございます。  次に、議案第80号 厚木市常勤特別職職員の給与及び旅費に関する条例及び厚木市病院事業管理者の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例につきましては、常勤特別職職員の期末手当の支給割合を改定するため、関係条例の一部を改正するものでございます。  次に、議案第81号 厚木市職員の給与に関する条例及び厚木市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、一般職職員及び特定任期付職員の給与について、今年度の人事院勧告に沿った改定をするため、関係条例の一部を改正するものでございます。  以上3議案につきまして、何とぞよろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 17 ◯寺岡まゆみ議長 一括質疑に入ります。栗山議員。 18 ◯9番 栗山香代子議員 議案第79号、議案第80号、議案第81号の3議案総額での削減額と、併せて議案第81号のみの総額、それと対象の人数、1人当たりの平均削減額をお示しいただきたいと思います。 19 ◯安齊博之総務部長 ただいまの御質問ですけれども、市全体の総額ということでございますと、約5692万5000円となっております。議案第81号の総額ということになりますと、約4883万1000円。こちらにつきましては、常勤一般職の職員で申し上げますと、対象が2138人で、平均影響額が約2万2812円となっております。 20 ◯9番 栗山香代子議員 今回は人勧に沿ってということですが、今回の人勧の削減の根拠がどのようなものであったのかと、もう一つ、今回、コロナで職員は他部署へ応援に行くなど、通常とは違った厳しい仕事があったと感じておりますけれども、実際にどういったところで、どのような人が、どれだけの時間、コロナに関して応援をしたのかをお伺いいたします。 21 ◯安齊博之総務部長 それではまず、人勧の内容につきまして御報告をさせていただきます。今年の人事院勧告につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を考慮しまして、勧告の基礎となる民間給与の実態調査を例年より時期を遅らせまして、企業規模が50人以上の約1万2000の民間事業所を対象に、2回に分けて実施されました。  まず、ボーナスに関する調査につきましては、6月29日から、実地にやらない方法、訪問しない方法で先行して実施しまして、次に実地が基本となる月例給に関する調査、これは訪問による調査を感染症予防を徹底した上で8月17日から実施しまして、この調査結果を踏まえまして、まずボーナスについては、民間事業所における昨年8月から本年7月までの直近1年間の支給割合が国家公務員の支給割合を下回ったことから、国家公務員の期末手当を年間で約0.05月引き下げまして、年間の支給月数を4.45月分とする勧告が10月7日に出されました。  また、月例給、月額の給与でございますけれども、民間事業所と国家公務員の4月分の給与を、役職、勤務地域、学歴、年齢を同じくする者同士を比較した結果、格差が極めて小さく、月例給の改定を行わないとする報告が10月28日に出されまして、本市におきましては、この人事院からの勧告、報告等を踏まえまして、関係条例の一部改正を今回提案させていただいたものでございます。  また、応援の関係でございますけれども、状況といたしましては、新型コロナウイルス感染症に関連する職員応援ということで、3月から9月までの期間で延べ1153人が他部署の応援業務に当たりました。中でも、小学校の臨時休業により急遽の対応として開設時間を延長した放課後児童クラブに延べ863人が応援に当たっております。また、特別定額給付金の支給に関する事務については、199人が問合せ対応やデータ入力、申請書の開封作業等に当たり、一日でも早い給付金の支給に努めたところでございます。そのほか、次亜塩素酸水の市民の皆様への配布や、新型コロナウイルス感染症の所管部署における体制強化などに応援職員を動員いたしました。  すみません、時間につきましてはちょっと資料がございませんので、後ほど示させていただきます。 22 ◯9番 栗山香代子議員 人勧については、先ほど50人以上のということで、かつては100人以上という計算式であったわけですけれども、だんだん狭められてきたというか、広がったと言うべきなのか、そういったところもあるのですが、今回のコロナ対応というのは、特に公務員職場では非常に厳しいものがあったと思います。幾ら人勧でそのように出たからといって、厚木市もまた率先していろいろな対応をしておりましたので、職員のモチベーションを考えれば、ここはどうなのかというのは思っています。そこだけ意見です。 23 ◯寺岡まゆみ議長 ほかになければ質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本3件は、会議規則第36条第3項の規定によって委員会付託を省略することに御異議ありませんか。    (「異議なし」との声あり)  御異議なしと認めます。よって委員会付託を省略いたします。  討論に入ります。──別になければ討論を終結いたします。  採決いたします。日程3「議案第79号 厚木市議会議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例について」は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。        (起立全員)  起立全員。よって本件は原案のとおり可決されました。  日程4「議案第80号 厚木市常勤特別職職員の給与及び旅費に関する条例及び厚木市病院事業管理者の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例について」は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。        (起立全員)  起立全員。よって本件は原案のとおり可決されました。  日程5「議案第81号 厚木市職員の給与に関する条例及び厚木市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例について」は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。        (起立多数)  起立多数。よって本件は原案のとおり可決されました。    ────────────── 24 ◯寺岡まゆみ議長 日程6「議案第82号 厚木市諸収入金に対する延滞金徴収条例等の一部を改正する条例について」から日程10「議案第86号 厚木市火災予防条例の一部を改正する条例について」までの5件を一括議題といたします。  提案理由の説明を求めます。市長。 25 ◯小林常良市長 (登壇)ただいま議題となりました議案第82号から議案第86号までの5件につきまして、一括して提案理由を御説明申し上げます。  まず、議案第82号 厚木市諸収入金に対する延滞金徴収条例等の一部を改正する条例につきましては、地方税法の一部改正に伴い、延滞金の割合の特例に係る規定について、地方税に準じて改正するほか、所要の措置を講ずるため、関係条例の一部を改正するものでございます。  次に、議案第83号 厚木市市税条例の一部を改正する条例につきましては、地方税法等の一部改正に伴い、個人住民税均等割の非課税限度額を引き上げるほか、所要の措置を講ずるため、本条例の一部を改正するものでございます。  次に、議案第84号 厚木市営自転車等駐車場条例の一部を改正する条例につきましては、新設する市営自転車駐車場の名称、位置、駐車料の額等を定めるため、本条例の一部を改正するものでございます。  次に、議案第85号 厚木市廃棄物の減量化、資源化及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、一般家庭から排出される粗大ごみの処理に係る手数料の額を改定するため、本条例の一部を改正するものでございます。  次に、議案第86号 厚木市火災予防条例の一部を改正する条例につきましては、対象火気設備等の位置、構造及び管理並びに対象火気器具等の取扱いに関する条例の制定に関する基準を定める省令の一部改正に伴い、急速充電設備に係る基準について改めるほか、所要の措置を講ずるため、本条例の一部を改正するものでございます。  以上5議案につきまして、何とぞよろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 26 ◯寺岡まゆみ議長 一括質疑に入ります。田上議員。 27 ◯24番 田上祥子議員 議案第85号についてお尋ねいたします。これは粗大ごみ搬入の受入れの金額ということですけれども、この戸別収集にかかる費用、それから搬入の受入れに係る費用はそれぞれ実費幾らなのか、お聞かせいただきたいと思います。 28 ◯片桐 亮循環型社会推進担当部長 今回の改定に当たりまして、経費の積算につきましては、過去3年間の実績を基に、戸別に収集する場合、環境センターに持ち込んでいただく場合の経費について算定をしてございます。戸別に収集する場合につきましては、これは直営で行っておりますので、職員の人件費、車両経費、そういったものに基づいて算定をいたしまして、1件当たり約650円の経費がかかってございます。環境センターに持ち込んでいただく場合につきましては、受入れ手数料の徴収、これは委託で行っておりますので、委託の経費、車両費に基づいて積算をいたしまして、1件当たり約560円の経費がかかってございます。 29 ◯24番 田上祥子議員 今回、この搬入受入れについて、1個につき300円から500円になっているわけですけれども、逆にこの戸別収集の金額については、今、市民の方がお支払いする金額は500円ですか、据置きということですが、この理由はどういうことでしょうか。 30 ◯片桐 亮循環型社会推進担当部長 超高齢社会を迎えまして、自家用車等で環境センターに持ち込むことができない方が、これまでも増えてきましたし、今後も増えてくることが予想されます。前回の料金の改定のとき、平成24年にやっておりますけれども、65歳人口が18.8%いらっしゃいました。今、令和2年、65歳以上の方は25.6%。ここでも7%の方が65歳以上となって増えて、そういった方が増えてくると、やはり持ち込むことができなくなる方が増えてくる。また、車両で持ち込むことになりますので、それなりの車載能力がある車が必要なのですけれども、新車販売台数の中でも今は軽自動車が約4割となってございますので、そういった大きな車を持つ方も少なくなってきている。このような状況を鑑みまして、そういった方々を救済するといいますか、そういった方々に配慮いたしまして、戸別に収集するほうを据え置かせていただいて、持ち込むほうのみを改定させていただこうと判断をさせていただきました。 31 ◯24番 田上祥子議員 その辺の御配慮の理由はよく分かりましたが、処理経費等を考えますと、逆に市民の方は、持ち込むよりも取りに来てもらったほうが安いのだから、今後、取りに来てもらったほうがいいのではないかと、高齢者でなくてもそういった方が増えるという予測はなかったのかと、経費に関しては、そういった方たちの人数を考えたり、あるいは戸別収集の件数が多くなることによって処理経費が上がることも考えられると思うのですけれども、この辺のバランスはどのように考えられたのか。 32 ◯片桐 亮循環型社会推進担当部長 御指摘のように、同額となった場合に、やはり戸別収集が増えるということは我々も想定はしてございます。ただ、粗大ごみというものにつきましては、持っていける方については、なるべく早く持っていってしまいたい、そういうような心理的なもの等があるというところも我々は想定してございます。今回、我々としては、10%から15%程度戸別が増えるというあたりまでは、このままの収集体制の中でやっていけると考えてございます。それ以上増えた場合には、またこの収集体制についてどういうふうにしていくのか、そのあたりをしっかり見直しをさせていただいて、対応していきたいと考えてございます。 33 ◯寺岡まゆみ議長 ほかになければ質疑を終結いたします。  本5件は、付託表のとおり所管の常任委員会に付託し、休会中の審査に付します。    ────────────── 34 ◯寺岡まゆみ議長 日程11「議案第87号 厚木市総合計画基本構想について」を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。市長。 35 ◯小林常良市長 (登壇)ただいま議題となりました議案第87号 厚木市総合計画基本構想につきまして、提案理由を御説明申し上げます。  総合計画につきましては、行政運営を総合的かつ計画的に進める計画であり、本市の最上位計画に位置づけております。現在は、平成21年に策定した第9次厚木市総合計画あつぎ元気プランに基づき、各分野における施策を展開しているところでございますが、令和3年3月をもちまして計画期間が終了することから、新たに第10次総合計画を策定するものでございます。  第9次総合計画あつぎ元気プランでは、将来都市像を「元気あふれる創造性豊かな協働・交流都市 あつぎ」とし、その実現のために5つのまちづくりの目標を設定し、施策を展開してまいりました。  この間、子育て・教育環境日本一への取組、地域包括ケア社会の実現に向けた取組、市民協働によるセーフコミュニティの認証取得、土地区画整理事業や市街地再開発事業による都市基盤整備の推進等、今後のまちづくりの発展を支える重要な事業を推進してきました。  一方、少子高齢化の進展や人口減少社会の到来、地震や台風等の自然災害の激甚化、新たな感染症による脅威とそれを契機とした新しい生活様式への移行等、本市を取り巻く社会・経済環境は大きく変化しております。第10次総合計画は、このような変化を踏まえ、市民・事業者・行政が一体となって、活力に満ちた心豊かに暮らせる自立したまちをつくるため、新たなまちづくりの方向性を定めるものでございます。  第10次総合計画の策定に当たりましては、自治基本条例の制定後、初めて策定する総合計画であり、これまで培われてきました市民協働をさらに進め、将来の厚木市を市民の皆様と共につくり上げるとの思いから、第9次総合計画策定時より、なお一層の市民参加の機会を設けてまいりました。  昨年度は、まちづくりの方向性について市民の皆様による検討をしていただくため、公募市民や関係団体の代表者から構成される厚木市第10次総合計画市民検討会議を組織し、約半年間にわたり検討を重ねていただき、第10次総合計画の基礎となる提言をまとめていただきました。  また、幅広く市民の皆様から意見をいただくため、無作為に抽出した市民の皆様等に御参加をいただいたワールドカフェ形式のワークショップのほか、中学生、高校生、大学生、子育て世代、福祉関係者の皆様等、分野別のワークショップを開催してまいりました。  さらに、本年6月には、基本構想原案を厚木市総合計画審議会に諮問いたしまして、7月22日にはその答申をいただくことができました。その後、9月1日から10月1日までの間、基本構想案に対するパブリックコメントを実施し、これと併せて意見交換会を市内3会場で開催いたしました。  新たな総合計画は、このような様々な機会を通じて、多くの市民の皆様や審議会委員の皆様からいただきました御意見を基にまとめ上げたものでございます。第10次総合計画基本構想では、計画期間を令和14年度までの12年間とし、「自分らしさ輝く 希望と幸せあふれる 元気なまち あつぎ」を将来都市像に掲げております。  また、急激な人口減少によるまちの活力低下を防ぐための取組をはじめ、総合的かつ計画的にまちづくりを進めることで、令和14年の人口を22万人とすることを目指しております。  さらに、地域の様々な課題を市民の皆様と解決していくために、第9次総合計画で築き上げてきた市民参加・市民協働を一層進め、市民・事業者・行政が将来の厚木市を共につくり上げていくという姿勢を明確にするため、大切にしたい思いと、まちづくりの基本姿勢を新たに位置づけております。  また、将来都市像の実現に向け、命、財産を守り抜くまちをはじめとする6つの政策分野別のまちづくりのビジョンを設定し、適切な進行管理の下、効率的かつ効果的に施策を展開してまいります。  以上、本市における総合的かつ計画的な行政の運営を図るための基本構想を定めるため、厚木市自治基本条例第16条第2項の規定により議会の議決を求めるものでございます。何とぞよろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 36 ◯寺岡まゆみ議長 質疑に入ります。新井議員。 37 ◯27番 新井啓司議員 市長、御説明ありがとうございました。付託表にありますように、この議案の付託先は総務企画常任委員会であります。私はこの常任委員会の委員ではありませんので、ただいま提案理由により計画も含めるる御説明をいただきましたけれども、この場で改めて小林市長から直接お考えを伺うものです。  今年度に最終年度を迎えています第9次厚木市総合計画あつぎ元気プランの陣頭指揮に当たりました市長御自身の振り返り、そして、将来の市の進むべき方向を明確にする最上位に当たる令和3年度から12年間の計画であります第10次厚木市総合計画について、市長の思いをここで御紹介いただきたいと思います。 38 ◯小林常良市長 来年の3月で第9次総合計画が一応区切りをつけるということであります。加えて、第10次の計画に向けて、今回、本議会で基本構想についての御審議をいただくために御提案をさせていただきました。  これまで、12年間というスパンをもって総合計画を策定させていただき、これまで来ました。まずもって、第9次の総合計画がどうであったのか、反省も含めてこれに取り組む必要性が大事なことだと思っております。そういう意味では、第9次の総合計画に関しましては、基本構想で5つの重要政策について、政策実行に向けた取組をしてまいりました。具体的には、安心政策から信頼政策までの5つでございます。大変恐縮ですが、少しお時間をいただいて、第9次のそれぞれの項目について述べさせていただき、続いて第10次に向けた前向きな姿勢を御披露させていただければと思っております。  まず、第9次の5つの政策でありますけれども、安心政策。これにつきましては、安心して子育てできる社会の実現に向けた取組として、子育て環境の充実、そして子育て世代が住み続けたいまちを目指してきたということです。  この具体的な策としては、子供医療費の助成を中学校まで拡大してきたという一つの例をお話しさせていただきます。  また、平成26年4月には、アミューあつぎ8階のフロアに子育て家庭の交流の場として常設の託児所を整備した。  これら子育て環境日本一に向けた待機児童対策や保育環境の整備等の取組が御評価をいただいたのだと思いますが、共働き子育てしやすい街ランキング2019で全国第9位。これは3年連続県内1位ということでありますが、こういう御評価をいただいたと思っているところであります。  また、保健福祉の拠点となります平成29年4月にオープンした保健福祉センターのところに、療育相談の場まめの木、それから障害児の通所施設ひよこ園、妊娠期から子育て期間にわたる切れ目のない支援を行う母子健康包括支援センターの3つの拠点施設を新たに開設させていただき、療育支援、相談支援をさらに充実してきたということであります。  また、地域包括ケア社会の実現に向けた取組につきましては、厚木市では、平成28年をその取組の元年と位置づけさせていただき、誰もが住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができる地域包括ケア社会の実現を目指しまして、医療、介護、福祉、地域が連携して地域福祉の推進を進めてきたところであります。  そして、市民の皆様から信頼される基幹病院として整備を進めてきた新たな市立病院の全面オープン、これは平成29年に外来及び内科系病棟を含む全ての医療機能が完成し、地域医療の中心的な基幹病院として整備をすることができたということであります。  また、安心・安全、防災への取組でありますが、市民の皆様とともに様々な実践活動によりまして、平成22年11月19日に、首都圏では初めて、国内3番目となるWHOのセーフコミュニティの認証をすることができたということ。また、人口10万人以上の全国289市区を対象とした自治体の災害対応力の調査においては、防災計画の自助・共助力の育成及び災害弱者支援など災害対応力が評価されたということで、これも全国6位、県内では1位にランクされたということであります。  さらに、防災・減災対策としては、市内あさひ公園地下に雨水貯留施設を整備し、昨年の台風19号の浸水被害の軽減に大きく寄与させていただいたということであります。  2番目の成長政策でございますが、特に教育環境の整備につきましては、引き続きまして小学校教室への冷暖房設備の設置に取り組むとともに、校舎のトイレや屋上などの改修に努めてきたところであります。  そして、コミュニティ・スクールを全ての市立小・中学校に導入し、地域と共にある学校づくりを進め、子供たちの豊かな成長を支えることができたのではないかと思っております。  また、あつぎ郷土博物館を平成31年にオープンし、本市の貴重な遺産を後世に伝える拠点として整備をさせていただきました。  3番目の共生政策における取組につきましては、民間の発電事業者を誘致した県内第1号の施設として、上古沢にメガソーラーを誘致するとともに、低炭素社会の実現に向け、厚木市スマートハウス導入奨励金事業やソーラーシェアリングの導入補助等により、再生可能エネルギー導入を推進してまいりました。  また、令和元年から市内3地区をモデル地区として戸別収集の試行を開始し、持続可能な循環型社会の実現と、ごみ出し環境の改善を図ることができました。  また、豊かな公園緑地の整備として、自然体験活動型の公園としてあつぎこどもの森公園を開園し、子育て・教育環境の充実を図ってきたところであります。  そして、快適政策への取組でございますが、活力ある中心市街地の実現に向け、にぎわい爆発あつぎ国際大道芸のほか、夏のあつぎジャズナイト、冬のイルミメーションなどを実施し、潤いとにぎわいのあるまちを推進するとともに、平成26年には、中心市街地のにぎわい拠点として、アミューあつぎをオープンすることができました。
     さらに、本厚木駅南口において、商業、業務、居住などの複合的な都市機能の整備を促進し、魅力ある駅周辺の顔づくりに努めたほか、中町第2-2地区に、図書館、(仮称)未来館、市庁舎などで構成する複合施設の整備に着手をいたしました。  新たな産業拠点の創出につきましては、森の里東及び酒井地区におきまして、区画整理事業により早期の産業用地創出と企業誘致を進めているところであります。  交通環境の充実に向けた取組につきましては、平成24年の圏央厚木インターチェンジの開通、平成29年の新東名厚木南インターチェンジの開通等により、市外からの交通アクセスは大きく向上しました。そしてさらに、圏央道の有効活用や物流の効率化による地域経済の活性化を図るため、県内で初の厚木PAスマートインターチェンジが今年完成をいたしました。  また、都市農業の振興として、新たな担い手の育成や農地の有効利用のさらなる推進に向け、厚木市、厚木市農業委員会、JAあつぎが集結し、念願の厚木市都市農業支援センターを開設し、相談業務のワンストップ化を図ってまいりました。  最後に、信頼政策における取組でございますが、厚木市自治基本条例を2年以上にわたる検討を経て平成22年12月に施行し、市民の皆様と協働で地域の課題解決に向けた取組を推進してまいりました。  さらに、厚木市市民参加条例を平成24年4月に施行するとともに、市民協働のまちづくりを目指し、10の条例制定に取り組んだほか、平成27年2月の市制60周年記念において、市民ふれあい都市宣言をいたしました。  これらの取組が評価され、全国812市区を対象とした日本経済新聞社発行「日経グローカル」の経営革新度調査、そして不動産・住宅情報サイトのコロナ禍での借りて住みたい街ランキング(首都圏版)においてそれぞれ1位を獲得することができました。  以上、第9次総合計画の各事業につきまして、大変恐縮ですが、はしょってその概要を述べさせていただきましたが、これらの取組を通して、「元気あふれる創造性豊かな協働・交流都市 あつぎ」の実現ができたものと認識しております。これも、これまでの市民の皆様の御協力、そして議員の皆様方の御理解と御支援があって初めてこういう成果を生むことができたということであります。改めて皆様方に深く感謝と御礼を申し上げさせていただきます。  以上が第9次の総括とさせていただければ。まだまだ言い足りないこともありますし、私どもの評価は、外部の方がいろいろ評価いただくのだと思います。ランキングの話もさせていただきましたが、ランキングに固執することなく、いかに中身のある政策をしていくかということ。議会の皆さんの御意見、また、外部評価を含めて、いろいろな角度から、その受け皿としての器の大きさを持ちながら実施をしていくことによって、より市民に近づけた政策が実行できるのではないかということは、第9次、そしてこれから迎える第10次についても同じ思いでやっていこうと思っております。  そして、第10次の厚木市総合計画の取組への思いでございますけれども、まず、第9次の取組をあらゆる角度から検証し、現行計画に課題を積み残すことなく、第10次へ着実に橋渡しをしていかなければならないと思っております。  そして、第10次の総合計画の将来都市像を「自分らしさ輝く 希望と幸せあふれる 元気なまち あつぎ」と定めさせていただきました。将来都市像は、市民検討会議や各種ワークショップにおける皆様の思いやキーワードを基に構成したもので、市民協働によるまちづくりを土台にし、多様性を尊重し、人と人がつながり、支え合うまちの姿をイメージし、定めたものであります。  さらに、現在策定を進めております第10次総合計画の第1期基本計画案では、1、安心・安全に暮らせるまちを目指した防災・減災のまちづくり、2、コンパクト・プラス・ネットワーク型まちづくりを目指した都市基盤整備と、3、新たな日常の実現と社会のデジタル化への対応といった3つの重点項目を位置づけ、分野横断的に取り組んでまいりたいと考えております。  なお、デジタル化の推進につきましては、第10次総合計画の策定にまつことなく、12月1日付で新たな組織体制を整えて取り組んでまいりたいと思っております。  今、地球規模で大きな変化が世界的に進んでいるということであります。本市でも課題が山積して、まさにその対応も問われているところであります。これからの12年間で、どんな環境下においても持続可能なまちに仕上げ、次の世代へ確かに引き継いでいくために、新総合計画とともに「自分らしさ輝く 希望と幸せあふれる 元気なまち あつぎ」をつくり上げていきたい、この思いを強く思っているところであります。議会の皆様のさらなる御理解と御協力をお願い申し上げて、第10次に向けた取組の境地とさせていただきます。 39 ◯寺岡まゆみ議長 ここで10分間休憩いたします。      午前10時09分  休憩    ──────────────      (奈良直史議員出席)      午前10時18分  開議 40 ◯寺岡まゆみ議長 再開いたします。名切議員。 41 ◯8番 名切文梨議員 先ほど新井議員の質疑に答える形で、輝かしい実績の紹介がされました。その前には、第9次総合計画の反省も含めて第10次総合計画を策定すると発言されましたが、その点を明らかにされなければ、反省点を第10次総合計画にどのように反映されたか判断し、審議することができません。私はこれは所管でございますので、この本会議でその点を明らかに紹介していただくことを望みます。お願いいたします。 42 ◯若林伸男政策部長 第9次の振り返りということでよろしいでしょうか。 43 ◯8番 名切文梨議員 はい。 44 ◯若林伸男政策部長 代表的なものといたしまして、第9次の総合計画におきまして、例えば将来都市像でございますけれども、第9次では「元気あふれる創造性豊かな協働・交流都市 あつぎ」を掲げ、施策を展開してまいりました。特に協働につきましては、第9次総合計画におきましては、セーフコミュニティの認証取得や自治基本条例の制定、先ほどありましたけれども市民ふれあい都市宣言など、市民参加・市民協働の仕組みづくりを行い、地域の様々な課題を協働により解決したところでございます。これに基づきまして、第10次の将来都市像ということで、「自分らしさ輝く 希望と幸せあふれる 元気なまち あつぎ」につきましては、昨年度実施いたしました市民検討会議や各種ワークショップにおける市民の皆様の思いやキーワードを基に構成したものでございます。第9次の協働によるまちづくりの土台が整った中、さらに多様性を認め合い、地域において人と人がつながり、支え合うまちの姿を将来都市像として定めております。  今の将来都市像の振り返りでございますけれども、特にまちづくりのビジョン、先ほど市長がいろいろ振り返っていただきましたが、まちづくりのビジョンの中では、第9次総合計画では5つのまちづくりの目標を定めて展開しておりました。これにつきましては、近年の大規模自然災害の頻発による市民の皆様の安心・安全の取組への意識の高まりを受け、安心・安全の施策に特に重点的に取り組んでいるところでございます。それを生かしまして、第10次では、第9次策定時からの環境の変化や市民の皆様の意識の変化と取組の重要性を鑑み、安心・安全に係る取組については、命、財産を守り抜くまちとして、まちづくりの方向性の一つと独立させ、まちづくりのビジョンにつきましては6方向といたしたものでございます。(「質問に答えていない。議長、ちゃんと議事整理してください」との声あり) 45 ◯寺岡まゆみ議長 名切議員、もう一度質問のほうをお願いいたします。 46 ◯8番 名切文梨議員 今のような輝かしい実績は、先ほど市長からもお伺いをいたしました。同じことを繰り返します。第9次総合計画の反省も含めて第10次総合計画を策定すると先ほど市長が発言されましたが、その点を明らかにされなければ、反省点を第10次総合計画にどのように反映されたか判断し、審議することができません。その点の紹介をお願いしたのです。同じ質問です。 47 ◯若林伸男政策部長 申し訳ございませんでした。第9次の振り返り、反省点ということでお答えさせていただきます。あつぎ元気プランの進捗状況として、第2期基本計画施策評価というものがございます。その結果を紹介させていただきます。  施策評価につきましては、A、順調、B、おおむね順調、C、やや遅れ、D、遅延と判断させていただきますけれども、安心政策につきましては全てB以上ということで、おおむね妥当に施策が進んでいるのではないかと思っております。  成長政策につきましても、5施策ありますけれども、これは令和元年度の結果でございますが、全てB以上ということで、これもおおむね順調であると思います。  共生政策につきましても、5施策ありますけれども、全てB以上ということで、これにつきましてもおおむね順調に進んでいるものと判断しております。  快適政策におきましては、農業、林業を生かした地域産業の実現、さらに地域特性を生かした魅力あるまちの実現ということがやや遅れということで、課題の一つとなっていると思います。  信頼政策につきましては、4施策のうち、あつぎの魅力の創造と発信、行財政改革の推進がC評価ということで、これにつきましてもやや遅れということになっておりますので、この課題につきましては、しっかりと第10次に生かしていきたいと思っております。 48 ◯8番 名切文梨議員 ABCの評価で、具体性がないと私たちはどのように審査していいか分かりませんので、委員会までにその点は具体的に明らかにしていただきたいと思います。そして、反省点、達成できなかった点を具体的に明らかにし、そしてそれを政策のど真ん中に据え、取り組み、その上で目標達成を目指すべきなのではないでしょうか。  その一例として、共働き子育て世代にとって、雑誌のランキングが3年連続神奈川県1位だとの紹介がありました。しかし、この12年間で子供が犠牲になる事件が3件発生し、5人の貴い命が失われています。この事件のうち2件は共働き世帯ではありませんでした。共働き世帯にとってのランキングをことさらに強調するのではなく、そこで足りなかった部分こそ、今後の総合計画に反映させることが大事なのではないでしょうか。  B評価ということで、おおむね順調ということに満足をすることもなく、多くの市民の大半がこれに満足しているのではなく、例えば90%が、今の市政で、政策で満足をしていたとしても、実は私たちというか、行政は、その10%に目を向けて施策を講じることが大事なのではないでしょうか。そういったことを生かした第10次総合計画こそ上位計画にふさわしいと思いますけれども、その点についての御見解を伺います。 49 ◯若林伸男政策部長 B評価ということに満足することなく、現状維持、そう言っていられますけれども、現状維持は後退という意識を持ちまして、第10次のほうに進んでまいりたいと思っております。 50 ◯8番 名切文梨議員 所管でございますので、これ以上は委員会で質疑をさせていただきますので、それまでに明確な、そして具体的な御答弁を御用意いただきますよう、要望させていただきます。 51 ◯寺岡まゆみ議長 後藤議員。 52 ◯2番 後藤由紀子議員 まず、この基本構想というのが12年間という長い期間でありまして、この長い期間のものというのが、先ほども名切議員の言葉から具体的という表現が出ましたけれども、具体的なものというのはかなり難しいのかなと思います。  そういった中で、パブリックコメントというのが先日出されていたかと思います。このパブリックコメントを私も拝見させていただいたのですけれども、私も同じように疑問に思うような内容もある中で、この意見をいただいた方の人数が、私が持っている資料ですと31名となっているのですが、実際にこの人数が31名でいいのかという確認と、意見の件数が130件となっているのですが、31名の方から130件の意見をいただいて、一見、ぱっと見ると130件の意見があって、結構意見を出されているのかなと思ったけれども、対象となる人数31人というのは決して多い数字ではないです。  先ほど市長の最初のお話の中で、市民共生とか、そういった形で多くの市民の方からたくさん意見を聞いて、第9次計画もそのようにやってきたとお話をいただきました。今回、パブリックコメントで御意見をいただいた方が31人という数字が、決して多い市民の人数ではないと思っているのですけれども、もしかするとこのほかにも意見があったんですよとかがあるかもしれないので、そこのところを確認させていただきます。 53 ◯若林伸男政策部長 パブリックコメントにつきましては、今、後藤議員がおっしゃったとおり、令和2年9月1日から令和2年10月1日までの1か月間で実施いたしまして、31人、130件の意見をいただいております。  それ以外ということでございますけれども、今回の総合計画策定に当たりましては、策定当初から様々な立場の市民の皆様に加わっていただいております。まず、総合計画の市民検討会議というのがございます。これにつきましては昨年6月に設置したものでございます。公募市民、大学教授、自治会、PTAなどの代表者40人で構成し、4部会各部会で7回の検討を重ねて提言をいただいております。また、各種ワークショップということで8回開催させていただいております。これにつきましては8回開催し、約200人の参加をいただいております。また、市内15地区の地区別意見交換会を開催させていただいておりますけれども、平成30年度が約300人、令和元年度が200人、今年度につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大により書面協議の地区もございましたけれども、100人近く参加をしていただき、様々に意見をお伺いしたところでございます。 54 ◯2番 後藤由紀子議員 そうしますと、その方たちの意見というのはどこかに反映されているのでしょうか。また、先ほど申し上げましたけれども、この意見を判断するに当たって、やはりもうちょっと具体的な内容でないと、判断の基準が、どこを基準にしたんだと。実はこれはイメージなんですと言われても、それに対していい悪いというのをちょっとつけがたいのですね。  先ほど31人、130件のパブリックコメントの中で、いろいろな御意見、あと御指摘などもあるかと思うのですね。やはり今年度におきましては、コロナ禍というところに、実際、総合計画の中でもそういった感染症に触れられているということも非常に、12年間の中でまたそういったことがあった場合の対応とかも考えてくれるんだなというイメージはつきます。  その中で、やはり私として、この12年間の中でちょっと気になっているのが、コンパクト・プラス・ネットワーク型の都市づくりといった内容の中で、それに対する意見も幾つかパブリックコメントの中にも書かれています。そういったものに対して市の考え方という回答もついていますけれども、全体的に長期にわたってのものに対して、12年間という長い間のものなので、今後引き続き検討してまいりますという回答になっているかと思います。ということは、これは順次──もちろん変えていただくというのはいいことなのです、市民の方と話合いをして。ただ、そうすると、この段階で、今のこの構想の原案はどの程度の効力があるものなのか。  つまり、ここで今、賛成をしてしまって、これで決まったじゃないかと言われて、後で、あのときに決めたのだから変更ができないと言われてしまうことが私は一番恐ろしいことだなと思って、何となく今、真綿でできた原案があって、それがどんどんどんどん硬くなっていって、これなんだよというふうになっていってしまうのが、そういうものの原案に私は賛成してしまったということになってしまうと非常に責任が重いと考えているところなのですね。ですから、今の具体的な部分には一切触れないというのがこの基本構想の本質なのかということについて、御質問させていただきます。 55 ◯若林伸男政策部長 まず最初の1点目の意見をどう生かしたかという点でございますけれども、これにつきましては、将来都市像をはじめ、まちづくりのビジョン、全てに意見を取り入れさせていただいているところでございます。  あと、効力ということでございますけれども、基本構想については12年間ということでございますが、完全にこのままずうっとかたくなに行くという、基本はそうなのですけれども、社会情勢の変化等があれば、当然見直しが出てくるのは、可能性としてはあると思います。  総合計画につきましては3層構造になっておりますので、12年の基本構想につきましてはまちづくりの方向性を定めさせていただいております。その下に基本計画ということで、施策の体系と施策の方向性を定めさせていただいております。さらにその下に3年ごとの実施計画ということで、この3層構造で総合計画を回しておりますので、それぞれその年度ごとでしっかり対応していきたいなと、実施計画についてはしっかりPDCAを回して対応していきたいなと思っております。  あとはコンパクト・プラス・ネットワークの件でございます。これにつきましてはパブリックコメントや意見交換会でもいろいろ意見が出ておりますけれども、勘違いされないようにということで重点的に説明したのですが、一極集中というわけではございませんで、誰もが快適に移動でき、地域で暮らし続け、働き続けることができるまちを目指すということで、コンパクト・プラス・ネットワーク型の都市づくりを目指すものであります。これにつきましてはやはり都市基盤整備ということで、短い期間でできるものではありませんので、長い期間を定めて、目標の一つとさせていただいております。 56 ◯2番 後藤由紀子議員 今の御回答をいただきまして、都市一極集中型ではないという認識でよろしいのですかね。つまり何が言いたかったかというと、今、都市回帰が終わり、分散型社会というものができていく流れに社会的になっているはずなのですね。それで駅前をすごく整えて、そこにみんなが集まれるよという仕組みのように思っていたのですけれども、そうではなくてということですかね。ということは、つまりは交通コミュニティーの計画というものがこの12年間の中に入っているという認識でよろしいですか。 57 ◯見上知司まちづくり計画部長 具体的なお話なので私のほうから御答弁させていただきます。今、後藤議員がおっしゃいましたとおり、コンパクト・プラス・ネットワークにつきましては一極集中を目指すものではございません。確かに本厚木駅とか愛甲石田駅、こちらは都市マスタープランの中で拠点として位置づけまして、当然都市機能についてはそちらに誘導していくことになりますけれども、居住のほうを一極集中ということで駅周辺に集約するというような考え方ではございません。厚木市につきましてはバス路線が非常に発達をしておりまして、バス停から半径300メーター、また、駅から800メーターという徒歩圏、その公共交通機関のカバー率が80%を超えているという特色のあるまちでございまして、ある意味では他市に比べて恵まれているような環境にもございます。こうしたことを生かしながら、できる限りバス路線沿いに居住、また生活利便施設などを誘導することによって、駅まで来なくても、地域包括ケア社会の実現という同じような意味になりますけれども、できる限り短い距離の移動で生活がしっかりと確保できる、そんなことを考えながら進めていくのがこのコンパクト・プラス・ネットワークのまちづくりでございまして、決して一極集中を進めていくというようなことではございません。  こうしたことから、先ほど政策部長が申し上げましたけれども、パブリックコメントでいただいた意見、誤解をいただいた部分も多くございましたので、しっかり注釈を加えるとか、今、具体的な都市計画マスタープラン等を策定しておりますので、その説明会の中でもしっかりとそういった説明をしているような状況でございます。 58 ◯寺岡まゆみ議長 高田浩議員。 59 ◯6番 高田 浩議員 6ページの一番下のところに「『根拠に基づいた政策立案』を図る」とありますけれども、根拠の一つは統計データのことだと思われますが、数字で物を考えることは大事なことです。幾つか例を挙げていただきたいのですが、どのような政策に反映させることを今想定していますか。 60 ◯若林伸男政策部長 (6)のビジョンの中の「根拠に基づいた政策立案」とはどのような政策に生かしていくかという御質問だと思いますけれども、科学的根拠に基づいていろいろな政策を進めていくことは非常に重要なことだと思っております。どのようなことというのは、具体的にはここで申し上げることはできないのですけれども、十分に生かしていきたいと思っております。 61 ◯寺岡まゆみ議長 栗山議員。 62 ◯9番 栗山香代子議員 私も総務企画常任委員会に所属をしておりませんので、この場でしかお聞きできないので、ざっとしたところでお伺いしたいと思います。第10次の特徴と第9次の違いというのはこれまでもいろいろとお話があったかと思いますが、今までのお話の中でもし出ていないというか、言葉で表せるものがあったら、そこを御説明いただけたらと思います。 63 ◯若林伸男政策部長 第10次の特徴ということでございますけれども、第9次と比べて、大きいところでは3点ほどあるのではないかと思っております。  1つ目につきましては、先ほどからちょっとお話しさせていただいております策定のプロセスであります。市民参加・市民協働による計画づくりを進めてきたことで、第9次の12年間の間に市民協働のまちづくりが育まれ、市民参加の土壌が出来上がりました。第10次ではそれを十分に生かして進めてまいり、市民検討会議やワークショップ、さらには小・中学生にはキャッチフレーズを募集するなど、一人でも多くの市民の皆様が参加できるよう進めてきたところでございます。  2つ目につきましても、これも市民参加・市民協働を進めていく中で出てきたものでございますけれども、市民の皆様のまちづくりに向けた思いを基本姿勢として取りまとめたことでございます。これにつきましては、市民の皆様と策定を進める中でいただいたキーワード等をまとめたものでございます。  最後に3つ目といたしましては、まちづくりのビジョンを1つ増やしたことでございます。これは近年の自然災害の激甚化、新たな感染症の脅威など、安心・安全の取組が非常に重要であるという認識から、命、財産を守り抜くまちとしてビジョンに加え、一つとして独立させたものでございます。 64 ◯9番 栗山香代子議員 先ほどから3層構造というお話がありまして、これから基本計画をつくっていく。実施計画も当然そうですけれども、ただ、先ほど後藤議員もお話しになったように、今回、具体がない中で審議をしていくというのは非常にやりにくいというところは、私どもとしてもございます。ただ、残念ながら委員会でできません。  基本計画等が今策定されている中で、基本構想についてまだ審議が終わっていない。まだ決まっていない基本構想を今回出していく中で、市民に対して基本計画の意見交換会をしていくという、その策定のプロセスについて若干の戸惑いがございますけれども、どのような関係になっていくのかということをお伺いいたします。 65 ◯若林伸男政策部長 基本構想と現在策定している基本計画の策定時期が若干重複してございます。基本計画につきましては、基本構想のまちづくりの方向性に基づき作成されるものでありますので、計画の最終案として市民の皆様の御意見を伺う基本計画のパブリックコメントにつきましては、12月定例会議の議決をいただいた後に設定をしているところでございます。整合性を図っていきたいと思っております。  なお、基本計画につきましては策定途中でございますけれども、議員の皆様にも、概要版でありますが、御説明の機会をいただき、丁寧に策定を進めているところでございます。 66 ◯9番 栗山香代子議員 私も一般質問で基本計画についてお伺いしようと思いますし、個別計画についてお伺いしようと思いますので、細かいところはそこでお伺いしますけれども、最後に、私はこの議案について1つお聞きしたいのですけれども、「自分らしさ輝く 希望と幸せあふれる 元気なまち あつぎ」ということで、前回よりも個人個人の市民一人一人を大切にしていくのだろうという意図は感じているところです。市のほうで今回この将来都市像を定めたときに、22万4000人の市民一人一人がそれぞれ思う幸せというのをどのように捉えて、それを基本構想案に反映させていったのかだけお伺いいたします。 67 ◯若林伸男政策部長 市民お一人お一人の幸せの在り方につきましてはそれぞれであるとは思いますけれども、私自身は、違う言葉で置き換えると、安心感とか満足感と言えるのではないかと思っております。お一人お一人が、幸せになるためにこうしたい、こうなりたいと望んだときに、それぞれのなりたい夢や、ありたい姿といった自己実現が図られるよう、必要な行政サービスをお届けするとともに、やはり人と人とのつながりにつきましては、安心して幸せに暮らすことができるための土台であると思っておりますので、人と人との絆を大切する姿勢を市民の皆様と共有しながら、市民協働でまちづくりを一層進めていく必要があると考えております。市民の皆様がそれぞれの地域で生き生きと幸せあふれる活動をしていただくためにも、ハード面だけでなく、ソフト面も含めた施策を着実に推進する必要があると考えております。  行政の最終目的は市民福祉のサービスの向上ということになると思います。福祉という言葉でございますが、福祉の福は幸福の福、福祉の祉は幸せという意味になります。まさに幸せをお届けすることが我々の仕事ではないかと思っております。 68 ◯寺岡まゆみ議長 ほかになければ質疑を終結いたします。  本件は、付託表のとおり総務企画常任委員会に付託し、休会中の審査に付します。 69 ◯石井正彦財務部長 (注1-1)先ほど報告第17号の栗山議員の御質問で損害賠償額の内訳という御質問があった中で、私、事務経費は8万8000円、それと相続税相当が72万3000円ということでお答えしました。すみません、1000円未満を切り捨ててしまって、正確には72万3700円でございます。訂正しておわびいたします。申し訳ありませんでした。(注1を参照)    ────────────── 70 ◯寺岡まゆみ議長 日程12「議案第88号 工事請負契約の締結について」及び日程13「議案第89号 工事請負契約の締結について」の2件を一括議題といたします。  提案理由の説明を求めます。市長。 71 ◯小林常良市長 (登壇)ただいま議題となりました議案第88号及び議案第89号の工事請負契約2件につきまして、一括して提案理由を御説明申し上げます。  本工事につきましては、消防・防災の拠点施設としての機能強化を図り、安心・安全なまちづくりをさらに推進するため、昭和54年に竣工後41年が経過した南毛利分署及び昭和57年竣工後38年が経過した相川分署を、令和2年度及び令和3年度の継続事業として新築移転するものでございます。  議案第88号につきましては、条件付一般競争入札を執行し、去る8月27日に開札をいたしました結果、常濃・シグマ特別共同企業体が3億1665万7000円で、議案第89号につきましては、条件付一般競争入札を執行し、去る9月10日に開札をいたしました結果、常濃・武雄特別共同企業体が3億1372万円で落札いたしました。つきましては、工事請負契約を締結いたしたく、厚木市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により議会の議決を求めるものでございます。  以上2議案につきまして、何とぞよろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 72 ◯寺岡まゆみ議長 一括質疑に入ります。井上敏夫議員。 73 ◯7番 井上敏夫議員 議案第88号、議案第89号の資料を対比して質問したいと思います。私も所管外ですので、ぜひお答え願いたいと思います。  まず、南毛利分署、議案第88号ですが、配置図に給油施設がないのですけれども、一方、相川分署のほうでは給油施設があります。  それから1階平面図、南毛利分署では多目的室ということになっており、トレーニングルームはありません。一方、相川分署のほうはトレーニングルームがありますが、多目的室となっています。  それから、1階平面図で、拠点機能形成車が南毛利分署にはありません。一方、相川分署には拠点機能形成車の記載があります。これは配置ですね、置場になるのでしょうか。  そしてトイレですけれども、南毛利分署では、1階、2階に女子トイレがあります。そして相川分署には女子トイレがありません。1階はトイレとなっております。そして南毛利分署のほうは、1階は女子トイレのほかに男子トイレもあって、みんなのトイレというのがあります。相川分署は単なるトイレという記載があります。この辺の考え方、あるいは配置に関してのいきさつ、どのようなことがあったのか。  それから、あと厚生室ですけれども、南毛利分署には女子厚生室があります。そして相川分署には女子厚生室がありません。女子仮眠室はともにあります。この辺の御説明をお願いいたします。 74 ◯太田 寛消防長 (注2)まず、自家用給油取扱所の関係でございますけれども、こちらは、現在、厚木市全体を考えた中で、北消防署に自家用給油取扱所を設置してございます。この全体を考えた中で、南部地域のほうにも自家用給油取扱所を設置しまして、大規模災害のときに活用しようと考えてございます。  拠点機能形成車、こちらは大規模災害時に緊急消防援助隊等で消防隊員の支援をする車両でございますが、相川分署に設置した理由は、総合防災センターが近いこと、また東名インターチェンジが近いこと等も配慮しまして設置してございます。この辺の大規模災害の対応を考えた中で、南部地区に自家用給油取扱所を設置した。そして拠点機能形成車は、緊急消防援助隊への対応という形で、平成29年度に国からの無償貸与ということで配置されたものでございまして、大規模災害の対応という形で相川分署に設置したものでございます。  それから、トレーニングルームの関係でございますけれども、南毛利分署につきましては、相川分署に比べて若干床面積が狭くなってございます。こちらは、先ほど申し上げた拠点機能形成車を配置し、大規模災害の対応という形で考えた相川分署の床面積がございますので、そういったところで若干床面積が広く取ってございます。そういったことからトレーニングルームを設置しましたが、南毛利分署につきましては、消防団の器具置場と併設していることで設計をいたしまして、多目的室という形で、会議室や、また、隊員のトレーニングを兼ねた、いろいろな部分で使用できる形での設置となっております。  それから、トイレの関係でございますけれども、こちらについても、相川分署につきましては、みんなのトイレを女性トイレとして1階に設置して対応しているものでございます。相川分署の一番下のトイレは女性も兼用という形で設置してございます。この設計図につきましては「トイレ」しか書いてございませんが、これはみんなのトイレということで設置してございますので、そのように理解をしていただきたいと思っております。  また、女性用厚生室は、南毛利も相川分署も女性の仮眠室に併設した形で設けております。相川の2階の平面図を見ていただきますと、食堂の隣に厚生室とあります。こちらは男性も含めた形で共有できる厚生室となっておりまして、女性専用の厚生室につきましては、仮眠室と併設した形で厚生室を設けております。(注2-1を参照) 75 ◯7番 井上敏夫議員 すみません、事前に質問を通告していなくて、申し訳ございませんでした。厚生室と両方とも表示されているのですよね。ただ、女子という名称がついているのが相川分署のほうにはなかったのです。ここで細かく言うのも何ですけれども、職員は1か所にとどまることなく、あちらこちらの施設を移動することになると思いますので、そういう意味では男女均等社会、公務現場でございますので、平等に等しく働けるように、また、福利厚生が整った施設となるように、お願いしておきたいと思います。  あと、自家給油施設ですけれども、今、厚木の南北ということの説明がありました。そういうことで相川は設置をしているということでございますけれども、特に南毛利の場合には、西の地域の拠点になっていると私は思っています。人口もかなりありますし、大きな企業も集中しております。一方で、給油施設というと、余り西のほうはないのですね。国道129号、国道246号、国道412号に沿っては比較的ありますけれども、西のほうには余りないと思います。そういったことを考慮していただいて、南毛利分署にもこれからそういった給油施設を設置していただくよう要望しておきます。 76 ◯太田 寛消防長 (注2-1)先ほど拠点機能形成車の配備を平成29年度と申しましたが、平成30年度に配備でございますので、訂正させていただきます。(注2を参照) 77 ◯寺岡まゆみ議長 ほかになければ質疑を終結いたします。  本2件は、付託表のとおり総務企画常任委員会に付託し、休会中の審査に付します。    ────────────── 78 ◯寺岡まゆみ議長 日程14「議案第90号 不動産の取得について」を議題といたします。
     提案理由の説明を求めます。市長。 79 ◯小林常良市長 (登壇)ただいま議題となりました議案第90号 不動産の取得につきまして、提案理由を御説明申し上げます。  本件につきましては、市営自転車駐車場として使用するため、厚木市旭町1丁目25番1号の本厚木駅南口地区に建設中である再開発ビルの地下1階部分の一部を取得するものでございまして、厚木市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により議会の議決を求めるものでございます。何とぞよろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 80 ◯寺岡まゆみ議長 質疑に入ります。井上敏夫議員。 81 ◯7番 井上敏夫議員 説明ありがとうございます。この取得金額2億7162万円が適切かどうかというのは、提示されているのですから適切な価格でということになろうかと思いますが、これは再開発組合から保留床を取得するということで、再開発組合の事業費に充てられるものだと理解したいと思います。  これまでのいきさつを見ますと、厚木市とここの再開発組合との関わりは、事業地内に交通広場の用地を買ったと。平成28年において、今度の計画ではタクシー乗り場になるのですが、そこを更地価格で買いましたという答弁をいただいております。私はこのときに、このタクシー広場が道路用地という扱いになって、建物を22階の高さまで伸ばすことができた、そして床面積が増えてきたという指摘もしました。ついては、道路扱いになったので、その分、安く購入してもよかったのではないかというお話もいたしました。  今回、この建物が22階になった地下1階を購入するということでありますが、本来であれば、交通広場で買いましたので公共用地取得という話でもありますが、これが普通の用地であれば、地権者として床面積を与えられるはずであります。この話がいつから出たのか分かりませんが、そういった考え方もあったはずです。一方で、このタクシー広場に階層を2階建て、3階建てにして、駐輪場を形成したらどうでしょう。今の22階建ての建築物は不適格建築物になります。  そういったことで、この取得金額についてもう少し分かりやすくというか、税金でございますので、もう少し厚木市の意見があってもよかったのではないかと思っております。  それと、これを取得した後の管理費でありますが、共益費が説明では年間564万円というお話を聞いております。月に直しますと47万円。一方で、市営自転車等駐車場条例の一部を改正する条例が提案されておりますけれども、ここでは自転車が月2550円。高校生ではない値段でございますが、この金額でいきますと月に156万円の収入になります。おおむね管理費の3倍ということでございますけれども、こうした状況の中で収益率がどうなっていくのか。そんなところも本来であれば示していただければと思います。本当なら細かく聞きたいところですけれども、この用地取得に当たって、厚木市が取得した交通広場との関係が勘案されたのか、その辺をお聞かせいただければと思います。 82 ◯田中宏之協働安全部長 新駐輪場につきましては、井上敏夫議員が御指摘のとおり、本厚木駅南口地区再開発組合が都市計画事業として施行しております再開発ビルの地下1階を取得して運用するものでございます。当該事業につきましては、当該の組合の収支が均衡するものであるために、適正な価格であると認識をいたしているところでございます。  なお、取得金額につきましては、ビル全体の公示価格から面積を考慮した公示原価、こちらと土地の持分割合に応じた土地の原価を元に算出をしているということで伺っておるところでございます。  また、共益費につきましては、御指摘のとおり、月額になりますと約47万円ということでございます。  また、料金設定でございますが、市営駐輪場につきましては今年度から料金体系の見直しを行っておりまして、駅からの距離であったり、また、施設の特性に応じてポイント化をいたしまして、その評価に基づき算出をいたしているところでございます。新駐輪場につきましても、同様の算出方法に基づきまして、この金額を設定させていただいたものでございます。 83 ◯7番 井上敏夫議員 金額について、需要と供給の問題なのでとやかく言うつもりはありませんが、平成30年の路線価と比較してどうなのかという思いはあります。ただ、要は再開発事業でやっているということ、厚木市がそのために交通広場を更地価格で平成28年度に取得しているということであります。その更地価格で買うことが本当によかったのか。一般の宅地として扱うのであれば、そこには建物が十分建てられる。逆に交通広場で南側に22階建ての建物を建てさせてしまった。これによって、正直、行政財産を普通財産に変えたときに仮に厚木市がそこに何か建てようとしたときに、果たしてどうなのか。北側斜線制限というものがありますけれども、その恩恵を受けて今の22階建ての建物は建っている。これについては、今後、明快な回答を用意しておいてほしいと思います。今日は以上です。 84 ◯寺岡まゆみ議長 ほかになければ質疑を終結いたします。  本件は、付託表のとおり市民福祉常任委員会に付託し、休会中の審査に付します。  ここで10分間休憩いたします。      午前11時10分  休憩    ──────────────      午前11時19分  開議 85 ◯寺岡まゆみ議長 再開いたします。  日程15「議案第91号 動産の取得について」を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。市長。 86 ◯小林常良市長 (登壇)ただいま議題となりました議案第91号 動産の取得につきまして、提案理由を御説明申し上げます。  本件につきましては、文部科学省が掲げるGIGAスクール構想の実現に向け、市立小・中学校に学習用端末を整備するものでございます。  この動産の取得に係る条件付一般競争入札を執行し、去る11月4日に開札をいたしました結果、株式会社ワイイーシーソリューションズが8億7987万5700円で落札いたしましたので、契約を締結いたしたく、厚木市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により議会の議決を求めるものでございます。何とぞよろしく御審議くださいますよう、お願い申し上げます。 87 ◯寺岡まゆみ議長 質疑に入ります。栗山議員。 88 ◯9番 栗山香代子議員 前回は充電保管庫のことが決まりましたけれども、今回は具体的にタブレットということで、1万8298台。これについて前回の議会のときもいろいろお伺いしております。常任委員会での質問と同じになりますが、時間がたったので、どのような状況なのか、ちょっとお伺いしたいと思います。  端末の利用をどのようにしていくのか。時間数が学校によってかなり違っていますけれども、それがどのようになっていくのか。それから、教職員へはどのように指導していくのかということを改めてお伺いいたします。これについては、多分細かいところについては教育研究所でいろいろとつくられているかと思いますけれども、どのような状況になっているのか、お伺いいたします。 89 ◯佐藤弘幸学校教育部長 まず、導入をされましたら、導入研修、操作研修等は導入と同時に行ってまいりたいと思いますが、来年度以降、実際の運用面ということでございますけれども、今まさに栗山議員が御指摘いただいたとおり、教育研究所のほうで中心になっていただいて、1人1台端末の効果的な活用に向けた取組ということで計画を策定しております。  ただ、大きな考え方としては、やはり初年度に関しましては、情報教育担当者を中心にしまして、まず土台づくりをしてまいりたいと。もう既に40台のタブレットが入っておりますので、授業実践の例等は十分蓄積があるのですけれども、実際それを全ての教員に使ってもらうというのがまず最初の目標になろうかと思います。  その次の段階ということで、例えば共同学習とか、タブレットを使って意見交換をしていくような、少し高度な使い方にだんだん移行していって、最終的には、地域、家庭と連携した、あるいは今話題になっております家庭での学習等々、期間はどういう形になるかというのはこれからですけれども、ステップを切ってやってまいりたいと。  ただ、今現在、学校のほうはコロナのことで大変な状況になっておりますので、余り大きく負担になりすぎないように配慮しながら計画を策定してまいりたいと思っております。 90 ◯9番 栗山香代子議員 かなりの負担になるのではないかということは本当に十分想像できるかと思いますので、その辺は気をつけていただきたいと思います。もしこれが通ったら、私たちは、やはりこれについてはどうかなというのは非常に思っています。  ただ、実際に1万8298台は、およそ5年更新ですね。今回はたしか5年ぐらいの更新になっていたかと思いますけれども、それについて、また5年ごとにこれだけの金額。今年度は運用保守を含めると8億8000万円近い金額ですけれども、毎回毎回こういうことが必要になってくるのか。今回は国が一定出しますけれども、今後どういうふうになっていくのか、それもあやふやな状況でどうなのか、今後の後年度負担が非常に気にかかるところです。これまで厚木市は、国から言われたものを一定やってきた中で、後年度負担が大変で解消できないものも実際にあるわけですから、その辺についてはどのようにお考えでしょうか。 91 ◯山口雅也教育総務部長 まず、使用期間でございますが、通常、リースの場合は5年間ということでリース契約等を結んでございますが、今回、一応クロームブック自身の利用は7年まで延長されています。延長使用権限というのでしょうか、そういうのがございます。ただ、バッテリーの交換等が途中で必要になってくる可能性もございます。それを考えると、その経費を踏まえると、やはり5年の使用になるかと考えてございます。  お話のとおり、この次の更新のときの補助制度があるのかどうか、このあたりもおっしゃったとおりはっきりしてございませんので、これは改めて国に要望していくということで、そういった取組を今のところせざるを得ない、するしかないかなと考えてございます。 92 ◯9番 栗山香代子議員 そういった不安定な中で、5年後に国からきちんとお金が出てこない可能性もある中でこれをやる不安というのは、本当に行政としてあるのではないかと思っています。  実際に、クロームブックということですけれども、いろいろなアプリなり、取り込んでやっていくソフトなりがあるかと思いますが、厚木市が今使っている中ではちょっとやりにくいなと、ほかの自治体の中ではもっと柔軟にいろいろなものが使える例もあるよということを現場の教職員の方からお伺いしています。  実際に1人1台のタブレットが本当に必要なのかというのはいまだに思っておりまして、教職員が増えていくことも必要ですし、一クラスの人数を減らす、少人数学級をどんどんやっていく。国も若干言っていますけれども、まだ今のところ30人。ただ、先日も現場の教職員の方から聞きましたら、やっぱり20人でしょうという話はお聞きしております。ましてやこういったところで、職員もまだ不慣れな中で対応していかなければいけない中で、少人数ではないクラスでは本当に大変なことになるかと思っています。いろいろな現場の混乱とか後々の負担を考えたときに、これは非常に大変なことであるなと。あるいは、これぐらいお金を使うのであれば、むしろもっと少人数学級を進めていくべきではないかと思いますが、少人数学級についてのお考えはいかがでしょうか。 93 ◯佐藤弘幸学校教育部長 今御指摘をいただきました少人数学級の実現というお話がありましたけれども、基本的なスタンスとして、少人数学級の実現とGIGAスクール構想の見ている方向といいましょうか、例えば一人一人の教育的ニーズを把握していくとか、あるいはきめ細かな学習指導ができる体制をつくっていくという意味においては、どちらの施策も同じ方向を向いていると自分は考えているところがございます。ですので、どちらかを優先したというよりは、同じ目的を達成するための手段であると考えておりますので、これは双方とも実現に向けた取組をしていかなければならない。この認識に立っておりますが、今のところ、このGIGAスクール構想に関しましては、国の補助金のタイミングもございましたので、ここでできることからやっていくというような姿勢を御理解いただけるとありがたいと思っております。 94 ◯寺岡まゆみ議長 田上議員。 95 ◯24番 田上祥子議員 1点だけお聞きしたいと思いますが、先ほど運用面でのお話がありましたが、1人1台の端末ということの中で、特別支援教育への対応というところも今十分に計画していただいているのでしょうか。 96 ◯佐藤弘幸学校教育部長 もう既に導入されている40台のタブレットの中で、今ちょっと細かいデータはないのですけれども、比較的、支援級等でタブレットが使えるケースが多いと思っております。特に見る部分、聞く部分、そういった面ではもう既に活用が始まっていますので、これが1人1台になりますと、もう少し自由度といいましょうか、いつでも使える状況になります。ですので、この特別支援に関するタブレットの活用については、引き続き推進をしていくという考え方で、使いやすくなっていくといいましょうか、一人一人に機会が多くなっていくという考え方で進めてまいりたいと思っております。 97 ◯寺岡まゆみ議長 石井議員。 98 ◯28番 石井芳隆議員 ちょっとお伺いしたいのですけれども、これからこのタブレットを使って学習をしていくことになっていくのでしょうけれども、今は学校に置いてタブレットを使う。今度しばらくしたら、やはり自宅でも学習しなければいけない部分が出てくる。今でも自分で予習なり復習なりをしていくという中で、このタブレットの位置づけというのですか、それが持ち帰って使えるようになるのかどうか。これは使えない、家のほうでそういう環境がないとできない部分もあるわけです。その辺の使い分けの考え方というのは、国からどういう形に来ているのか。各自治体教育委員会にお任せなのか、その辺はどういう考えで運用されるのか。  これは今、学校で使うことを基本に考えているのでしょうけれども、いずれこれを使っている間には、先生たちがじかに教える以外に、全ての学習の部分がそこへ少しずつ移行していくということが基本にあるのかなと思うのですよね。その辺について、このタブレットを自宅に持って帰って使うことを今後考えていくようなことは国からも出ているのか、独自でやっていくのかやらないのか、その辺のお考えがもし現在あるのであれば、お聞かせいただきたいと思います。 99 ◯山口雅也教育総務部長 今お話がありました学習用端末を家庭に持ち帰って使用するということについては、国のほうでは、今回のような緊急事態で休業期間が長くなったときに備えて、Wi-Fi環境の整備等も支援する姿勢を示されてございます。私どもとしてもそういった場合を見据えて、今後、まずWi-Fi環境が必要になってきますので、1度そのWi-Fi環境の状況を調査してございますが、まだ不十分な部分もございますので、それを再度調査することと、あと、経済的な理由でそういった環境を整備できない御家庭への支援についても研究していく予定でございます。  ただ、当面は、先ほどどうやって使っていくという部分を、教員も含めてまず慣れていく必要がございますので、当面は学校で使用していく。ただ、非常時に持ち帰れるような準備も併せてしていくというふうに考えてございます。 100 ◯寺岡まゆみ議長 望月議員。 101 ◯17番 望月真実議員 今回、1万8298台ということですが、このGIGAスクール構想の前倒しによって、多分全国各地の自治体で導入を急ごうとする部分が多々あるかと思うのです。今回のこの議案における1万8298台は、同時期に一斉に導入される、一斉に入るという前提でよろしいでしょうか。 102 ◯山口雅也教育総務部長 お話のとおり、緊急事態宣言が出ました13都道府県につきましては、今年度中に全てを導入していくということでございます。ですから、今、全国一斉にこういった動きをされていると思います。お話のあったとおり、現在予定してございます1万8298台につきましては、年度末までに全てを導入していくということでございます。今、コロナ禍の中で様々なリスクがあったり、教員がこれに慣れるための研修等を行うためにも、少しでも早い導入を目指していきたいと考えてございます。 103 ◯17番 望月真実議員 年度末までに全部入るということでいいのですね。ということは、次年度の始まりのときには、使い方は置いておいて、1人1台行き渡るような状況をつくれるという解釈でよろしいですか。 104 ◯山口雅也教育総務部長 今回の契約では、機器の調達、関係するソフトの調達というのがございます。あわせて、今度使用するためには、皆さんも御家庭で使うに当たってはいろいろな設定をされていると思うのですが、そういうアクセス権限の設定、パソコンのソフトの様々な設定、そういうのを全て完了させて、4月からは児童・生徒も含めて使用できる環境を整えるということでございます。 105 ◯寺岡まゆみ議長 ほかになければ質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本件は、会議規則第36条第3項の規定によって委員会付託を省略することに御異議ありませんか。    (「異議なし」との声あり)  御異議なしと認めます。よって委員会付託を省略いたします。  討論に入ります。──別になければ討論を終結いたします。  採決いたします。日程15「議案第91号 動産の取得について」は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。        (起立多数)  起立多数。よって本件は原案のとおり可決されました。    ────────────── 106 ◯寺岡まゆみ議長 日程16「議案第92号 厚木市文化会館指定管理者の指定について」から日程18「議案第94号 厚木市営体育施設指定管理者の指定について」までの3件を一括議題といたします。  提案理由の説明を求めます。市長。 107 ◯小林常良市長 (登壇)ただいま議題となりました議案第92号から議案第94号までの3件につきまして、一括して提案理由を御説明申し上げます。  議案第92号 厚木市文化会館指定管理者の指定、議案第93号 厚木市営自転車等駐車場指定管理者の指定、議案第94号 厚木市営体育施設指定管理者の指定につきましては、いずれも指定期間の満了に伴い、議案第92号につきましては令和3年4月1日から令和5年3月31日までの2年間、議案第93号及び議案第94号につきましては令和3年4月1日から令和6年3月31日までの3年間、それぞれ新たに指定管理者を指定いたしたく、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を求めるものでございます。  以上3議案につきまして、何とぞよろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 108 ◯寺岡まゆみ議長 一括質疑に入ります。難波議員。 109 ◯20番 難波達哉議員 すみません、議案第93号について1つお伺いしたいと思います。細かい話は所管の常任委員会でさせていただくと思いますが、指定管理者の全般について伺いたいと思うのです。  特にこの指定管理者、私も理解しておりますけれども、民間活力を導入して市民サービスの向上、これが大きな方向性の一つだと思っておりますけれども、今回もこの議案第93号に関しては、選定評価委員会とか書類審査、ヒアリング審査の結果ということになっておりますが、こういった審査の過程の中で、行政側として一番ここだけはというところ、いつもここだけはどうしてもやってほしい、譲れないという部分、選考の基準として一丁目一番地に置いているところは何かについて伺いたいと思います。 110 ◯若林伸男政策部長 指定管理者の候補者の選定につきましては私のほうが所管なので、私から回答させていただきます。書類審査及びヒアリング審査ということで行うのですけれども、どれが重要ということではなく、全ての審査項目において配点や基準点を設けております。例えば組織の経営の安定性や維持管理業務の基本的な考え方、あと業務水準の維持向上方策、管理経費、事業実施計画、そのような様々な観点からまず審査をいたしております。  その後、ヒアリングということで、5項目の審査項目に分けて配点しております。施設の適正な管理運営の基本的な理念、もちろん一番重要なところになると思いますけれども実施事業計画、業務水準の維持向上方策、維持管理の業務の基本的な考え方、これらを総合的に判断して決めていっているということになると思います。 111 ◯田中宏之協働安全部長 利用者が広く利用する公の施設としての性格を十分に認識いたしまして、利用者が安心・安全に利用できる施設を目指すとともに、指定管理者が持つノウハウ等を十分に生かした事業計画の立案により、利用者の視点に沿った独自の事業を展開し、利用者へのさらなる利便性の向上に努める。こういった期待を持って、今回選定をさせていただいたものでございます。 112 ◯20番 難波達哉議員 今答弁があったとおりですよね。利用者のためというのがまず第一だと思っております。  1つ私が思うところは、やはり基礎自治体の義務として、地元企業の育成というのも当然あると思うのです。地元企業のほうも、アイデアはたくさんあるけれども、基本的に資金力がないからそれを生かし切れない、提案し切れないという場合も多々あると思うのですけれども、その辺の地元企業の育成という観点から、この辺の指定管理者の制度の在り方というのはどのように考えているか、これについて伺いたいと思います。 113 ◯若林伸男政策部長 指定管理者制度につきましては、先ほど難波議員がおっしゃっていただいたとおり、民間でできることは民間に委ねることを基本にいたしまして、公の施設の管理運営につきましては、適正かつ効率的な運営と市民サービスの向上を図ることを目的に、現在、指定管理者制度の活用を図っております。地元企業の方にも参入していただくことは当然のことだと思いますけれども、この制度に鑑みまして、適正に処理していきたいと思っております。 114 ◯寺岡まゆみ議長 渡辺議員。 115 ◯25番 渡辺貞雄議員 今の議案第93号について、難波議員とかぶるかもしれませんが、応募された企業は何者ございましたか。 116 ◯若林伸男政策部長 今回、3者いただいております。 117 ◯25番 渡辺貞雄議員 3者の内訳も聞きたいのですが、これは5億円という大きな金額と、駐輪場はまだまだ増えていくということも想定するので、今、難波議員も言われたように、これを地元の企業に何とか振り分けることができないか、請け負ってもらえないかということを考えると、資金的な問題も含めると、5億円という数字を半分にすることによって、2者の市内業者が当てはまるのではないか。これを分割して発注するという考え方は想定されなかったのでしょうか。 118 ◯若林伸男政策部長 当初の段階では分割してやるという考えはなかったです。というのは、一括でやることによって効果的な事業が推進されると判断したため、とりあえず今回は分割なしで、まとめてということになりました。 119 ◯25番 渡辺貞雄議員 この管理業務は非常に単純だと思うのです。安全面、あるいは施設の運用面をしっかりやればできる話だと思うし、そんなに難しい業務ではないかなと思うので、大手企業はもとより、地元の企業を何とか救ってあげるという意味合いも含めて、ぜひ次回には、5億円以上の金額がございますので、分割するような形で対応できればと考えます。これは意見です。よろしくお願いします。 120 ◯小林常良市長 今のお話、ありがとうございます。指定管理に該当するのかしないのかという議論は、私どもも非常に、ある意味大切にしなくてはいけない市内の仕事をされている方々をどうやってカバーしていくかということは、本当に今お話しのとおり、一番大事に考えているところであります。  ただ、金額が大きくなるということと、年数がある程度、2年とか3年というところにあって、地元の皆さんの枠と言っては失礼ですが、仕事をどういうふうにやっていくかという方法。分割の考え方もよく理解をしているところですが、分割することで金額的なものに跳ね返ってくるということも事実であります。  今の御希望も含めて、難波議員、渡辺議員からも話がありましたので、悩みながらではありますが、指定管理については、どうしてもここでなくては難しいというところもございますので、そこも考えながら、ただ、大切な市内へ仕事が行き渡るための方策はもっとほかにないのかということも含めて、今後の課題として扱わせていただければと思います。お二方の御意見は分かりました。 121 ◯寺岡まゆみ議長 ほかになければ質疑を終結いたします。  本3件は、付託表のとおり所管の常任委員会に付託し、休会中の審査に付します。    ────────────── 122 ◯寺岡まゆみ議長 日程19「議案第95号 令和2年度厚木市一般会計補正予算(第13号)」を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。市長。 123 ◯小林常良市長 (登壇)ただいま議題となりました議案第95号 令和2年度厚木市一般会計補正予算(第13号)につきまして、提案理由を御説明申し上げます。  本件につきましては、既定の歳入歳出予算にそれぞれ6968万4000円を追加し、補正後の総額を1150億6097万8000円とするものでございます。  内容といたしましては、新型コロナウイルスのワクチンが実用化された際に、速やかに接種を開始できるよう、必要な体制を整備するため、所要の補正を行うものでございます。  それでは、歳入歳出予算の内容につきまして御説明申し上げます。  初めに、歳入でございますが、国庫支出金につきましては、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費補助金を受け入れるものでございます。  続きまして、歳出の事業につきまして御説明申し上げます。  衛生費につきましては、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費を措置するものでございます。  以上、何とぞよろしく御審議くださいますよう、お願い申し上げます。 124 ◯寺岡まゆみ議長 質疑に入ります。田上議員。
    125 ◯24番 田上祥子議員 この新型コロナウイルスワクチン接種の実施体制ということで、これは国の指導の下で必要な財政措置があるわけですけれども、住民に身近な市町村としては、接種事務を実施する等あると思うのですが、国、都道府県、そして市の役割というのはどういうものがあるのか、具体的にお聞かせいただければと思います。 126 ◯常田真一郎市民健康部長 まず、今回につきましては接種体制確保事業ということで、事前準備をしておくようにということで国から通知が来てございます。その中で、現段階において市が行うべきものといたしましては、既存の予防接種台帳システムの改修、それから接種案内や接種券の印刷及び発送の準備、それから必要な物資、冷凍庫とか冷蔵庫、医療用の冷蔵庫ということですね、それ以外にも救急物品などの物資の確保、それから住民からの問合せ等を受ける体制、コールセンターの設置などが市の業務という形になってございます。  なお、県につきましては、総括的な部分の対応と専門的な医療についての相談体制を設置するようにという形で国から通知が出てございます。 127 ◯24番 田上祥子議員 まだワクチンが開発の途上ということでもあるのですけれども、購入できた時点で速やかに接種に入らなければいけないということで、あらかじめ体制を整えておこうということだと思いますけれども、市町村が接種事務を実施するということで、いろいろたくさんやることがあるのかなと思います。  大ざっぱなところですけれども、コールセンターを設置するということで、具体的に接種をどういう形でするのかということは、ほぼ計画はしているのでしょうか。集団接種になるのか、個別接種になるのか。冷凍庫を準備するということで、マイナス40度、70度、そういう相当低温での保管が必要だと聞いております。そういったところで接種方法も違ってくるかと思うのですけれども、そういったところまで何か想定していることはあるのでしょうか。 128 ◯常田真一郎市民健康部長 具体的に国のほうから接種はこうしなさいというような文書はまだ来てございませんので、あくまで市としての想定という形になろうかと思いますが、まず、集団か個別かというお話でございますが、ワクチン1バイアル当たりの接種人数の対象が、ファイザーが作成しておりますもので約1000人が1バイアルというような形がございますので、そちらについては、どうしても集団接種で使用するしかないかなというふうに考えてございます。それから、モデルナ、アストラゼネカについては1回が100人という形でございますので、医療機関でも使用が可能かなと考えてございます。  ただ、集団接種ということになりますと、場所の確保という形がございまして、最低でも1班と言っていいのでしょうか、1クール、予診をされる医師の方、注射をされる医師の方、それから薬液の補充とか接種補助の方、看護師とか薬剤師という方お二人、それ以外にも、注射後につきましては30分程度経過観察ということがございますので、そちらについても看護師、それから受付とか書類の確認のために事務の職員が何人かというような人数で1班とするような形になりますので、人的にもかなり多数の人数が必要になろうかと考えてございます。そのため、厚木医師会等とも今協議をしておりますけれども、病院とか、その辺においても接種をしていただけるかどうかの調整もしながら、国においては7月までに全員最低1回は接種しなさいというような文書も来ておりますので、それに向けた努力をしていきたいと考えてございます。 129 ◯寺岡まゆみ議長 ほかになければ質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本件は、会議規則第36条第3項の規定によって委員会付託を省略することに御異議ありませんか。    (「異議なし」との声あり)  御異議なしと認めます。よって委員会付託を省略いたします。  討論に入ります。──別になければ討論を終結いたします。  採決いたします。日程19「議案第95号 令和2年度厚木市一般会計補正予算(第13号)」は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。        (起立全員)  起立全員。よって本件は原案のとおり可決されました。    ────────────── 130 ◯寺岡まゆみ議長 日程20「議案第96号 令和2年度厚木市公共用地取得事業特別会計補正予算(第1号)」から日程26「議案第102号 令和2年度厚木市一般会計補正予算(第14号)」までの7件を一括議題といたします。  提案理由の説明を求めます。市長。 131 ◯小林常良市長 (登壇)ただいま議題となりました議案第96号から議案第102号までの7件につきまして、一括して提案理由を御説明申し上げます。  まず、議案第96号 令和2年度厚木市公共用地取得事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、既定の歳入歳出予算からそれぞれ2849万2000円を減額し、補正後の総額を15億9467万円とするものでございます。  内容といたしましては、厚木環状2号線用地取得事業において、用地交渉の進捗に合わせ、所要の補正を行うとともに、継続費及び地方債の補正を行うものでございます。  それでは、歳入歳出予算の内容につきまして御説明申し上げます。  初めに、歳入でございますが、繰入金につきましては、一般会計繰入金を減額するものでございます。  次に、市債につきましては、厚木環状2号線用地取得事業債を減額するものでございます。  続きまして、歳出につきまして御説明申し上げます。  公共用地先行取得事業費につきましては、公共用地取得事業費を減額するものでございます。  次に、継続費の補正につきましては、厚木環状2号線用地取得事業を変更するものでございます。  次に、地方債の補正につきましては、公共用地取得事業を変更するものでございます。  次に、議案第97号 令和2年度厚木市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、既定の歳入歳出予算にそれぞれ818万1000円を追加し、補正後の総額を32億1718万1000円とするものでございます。  歳入歳出予算の内容でございますが、歳入につきましては、繰入金を増額するものでございます。  歳出につきましては、総務費を増額するものでございます。  次に、議案第98号 令和2年度厚木市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、既定の歳入歳出予算にそれぞれ1261万9000円を追加し、補正後の総額を218億961万9000円とするものでございます。  歳入歳出予算の内容でございますが、歳入につきましては、繰入金及び繰越金を増額するものでございます。  歳出につきましては、総務費を増額し、保健事業費を減額するものでございます。  次に、議案第99号 令和2年度厚木市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、既定の歳入歳出予算にそれぞれ2424万4000円を追加し、補正後の総額を144億2224万4000円とするものでございます。  歳入歳出予算の内容でございますが、歳入につきましては、国庫支出金と繰入金を増額するものでございます。  歳出につきましては、総務費を増額するものでございます。  次に、議案第100号 令和2年度厚木市病院事業会計補正予算(第3号)につきましては、既定の収益的収入及び支出の予定額にそれぞれ352万4000円を増額し、補正後の収益的収入予定額を114億6362万8000円、補正後の収益的支出予定額を124億1206万4000円とするとともに、既定の資本的収入及び支出の予定額にそれぞれ338万8000円を増額し、補正後の資本的収入予定額を8億1094万4000円、補正後の資本的支出予定額を12億550万3000円とするものでございます。  今回の補正予算につきましては、クラウドファンディングにより資金を調達した市立病院DMATの車両更新に係る経費について所要の補正を行うものでございます。  初めに、収益的収入及び支出の内容でございますが、収入につきましては他会計負担金を増額し、支出につきましては雑損失を増額するものでございます。  次に、資本的収入及び支出の内容でございますが、収入につきましては他会計負担金を増額し、支出につきましては固定資産購入費を増額するものでございます。  次に、議案第101号 令和2年度厚木市公共下水道事業会計補正予算(第2号)につきましては、債務負担行為の補正でございまして、令和3年度における委託等の早期着手を図るため、いわゆるゼロ市債でございますが、公共下水道しゅんせつ汚泥処分委託経費ほか3事項につきまして債務負担が生じることから追加するものでございます。  次に、議案第102号 令和2年度厚木市一般会計補正予算(第14号)につきましては、歳入歳出予算にそれぞれ11億1005万2000円を追加し、補正後の総額を1161億7103万円とするものでございます。  主な内容といたしましては、デジタル化を推進するための事業や緊急性の高い補修事業などについて所要の補正を行い、併せて、繰越明許費、債務負担行為及び地方債の補正を行うものでございます。  それでは、歳入歳出予算の内容につきまして御説明申し上げます。  初めに、歳入でございますが、国庫支出金につきましては、障害者医療費負担金ほか4つの負担金、高齢者医療制度円滑運営事業費補助金及び中学校整備事業費交付金を受け入れるとともに、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金(新生活様式)を増額するものでございます。  次に、県支出金につきましては、障害者自立支援給付費等負担金ほか2つの負担金及び子ども・子育て支援事業費補助金を増額するものでございます。  次に、寄附金につきましては、ふるさと納税寄附金を増額するものでございます。  次に、繰入金につきましては、久保奨学金基金繰入金を増額するものでございます。  次に、繰越金につきましては、前年度繰越金を増額するものでございます。  次に、市債につきましては、小学校及び中学校整備事業債を増額するものでございます。  続きまして、歳出の事業につきまして御説明申し上げます。  初めに、それぞれの予算科目における職員給与費につきましては、人事院勧告に沿って職員給与を改定するとともに、職員の異動による調整に伴い、所要の補正を行うものでございます。  次に、議会費につきましては、議員報酬等を減額するものでございます。  次に、総務費のうち総務管理費につきましては、新型コロナウイルス感染症への対応や、働き方改革の実現を目指してテレワークの実証実験を行うためテレワーク導入事業費を、また、市民サービスの向上を目指してキャッシュレス決済導入事業費を措置するものでございます。  企画文化費につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、利用料金収入が減となった文化会館への補償を行うため文化会館維持管理事業費を増額するとともに、老朽化した照明の修繕を行うため七沢自然ふれあいセンター維持補修事業費を増額するものでございます。  次に、民生費のうち社会福祉費につきましては、法改正等に伴うシステム改修を行うため、福祉総合情報システム整備事業費及び介護保険事業特別会計繰出金を増額するとともに、職員給与の改定に伴い、国民健康保険事業特別会計繰出金を減額するものでございます。  また、医療支援給付費等の増加に伴い、中国残留邦人等支援給付費支給事業費、障害者居宅生活支援事業費、障害者日中活動支援事業費及び障害者自立支援医療給付事業費を増額するものでございます。  また、法改正等に伴うシステム改修を行うため、後期高齢者医療事業特別会計繰出金を増額するものでございます。  生活保護費につきましては、医療扶助費の増加に伴い、生活保護費支給事業費を増額するものでございます。  次に、衛生費のうち保健衛生費につきましては、ふるさと納税制度を活用したクラウドファンディングによる寄附金を病院事業会計に支出するため、病院事業会計負担金(クラウドファンディング分)を措置するものでございます。  清掃費につきましては、老朽化した設備の修繕を行うため、資源化センター維持補修事業費を増額するものでございます。  次に、土木費につきましては、厚木環状2号線用地取得事業において、用地交渉の進捗により継続費の年割額を変更するため、公共用地取得事業特別会計繰出金を減額するものでございます。  次に、教育費のうち教育総務費につきましては、コロナ禍における教育支援として久保奨学金の対象者を拡大するため、久保奨学金基金事業費を増額するものでございます。  小学校費につきましては、コロナ禍での学校生活において、換気をしながら冷暖房設備を使用するために生じる電気料の不足に対応することや、巨木化、古木化した樹木の剪定を行うため、小学校維持管理事業費を増額するとともに、施設及び備品等の補修を実施するため、小学校維持補修事業費、単独調理場維持管理事業費及び施設維持補修事業費を増額するものでございます。  中学校費につきましては、国庫補助金を活用し、事業を前倒しして実施するため、中学校校庭整備事業費(その2)を措置するとともに、コロナ禍での学校生活において、換気をしながら冷暖房設備を使用するために生じる電気料の不足に対応することや、巨木化、古木化した樹木の剪定や施設の修繕を行うため、中学校維持管理事業費及び中学校維持補修事業費を増額するものでございます。  次に、繰越明許費補正でございますが、今年度内に事業の執行が完了しない見込みのある事業といたしまして、キャッシュレス決済導入事業ほか4事業を追加するものでございます。  次に、債務負担行為でございますが、厚木市営自転車等駐車場指定管理料ほか2つの指定管理料、環境センタークレーン運転業務委託経費、複合施設基本設計等業務委託経費及び令和3年度における工事等の早期着手を図るため、いわゆるゼロ市債でございますが、農業施設構造物損傷箇所復旧工事経費ほか4つの事項につきまして、債務負担が生じることから追加するものでございます。  次に、地方債の補正につきましては、小・中学校施設の整備及び改修に活用するため、小学校及び中学校整備事業費を変更するものでございます。  以上7議案につきまして、何とぞよろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 132 ◯寺岡まゆみ議長 一括質疑に入ります。高田昌慶議員。 133 ◯1番 高田昌慶議員 厚木市一般会計補正予算(第14号)ですけれども、17ページのキャッシュレス決済事務経費について、非接触もそうなのですが、若い方は現金を持たない生活へ進みつつあります。こちらのスケジュールと市民への周知についてお尋ねいたします。 134 ◯石井正彦財務部長 今回のキャッシュレス決済については、ほぼほとんどの交通系からQRコードの部分まで使えるような形にするつもりでございます。補正予算が最終日に可決された後、レジの購入をすることによって速やかにできるところは全て、4月以降順次進めていくという部分で、今回レジがあるところですので、本庁舎ですと3か所、その他ですと公民館とか、そういう部分で実施するということで、多分公民館などのほうが早くできるかなと思っております。それにつきましての広報等は、できるタイミングで周知していきたいと思っております。 135 ◯1番 高田昌慶議員 こちらは段階的にだと思うのですけれども、納付書を実際に家まで送付して、家でキャッシュレス決済なども可能だと思っています。また、これらによって期限内の納付が向上するのではないかと思っていますが、いかがでしょうか。 136 ◯石井正彦財務部長 今回のレジについては、いわゆる事後調定的に現金を払うのと、あと税等で個人的に納付書を送って、バーコードを打っているのですが、これについてはその場で、いわゆるPayという部分で、これも実際導入する予定でございますので、逆に言えば家からお支払いができるような形になろうかと思います。 137 ◯1番 高田昌慶議員 今御回答いただいたので、もし導入していただけるのであれば、現在使用されている納付書は若干文字が小さくて読みにくい箇所もあるので、改善が必要だと思います。これは意見なので、ここにとどめさせていただきます。 138 ◯寺岡まゆみ議長 ほかになければ質疑を終結いたします。  本7件は、付託表のとおり予算決算常任委員会に付託し、休会中の審査に付します。    ────────────── 139 ◯寺岡まゆみ議長 日程27「陳情第10号 親教育を目的とした、別居、離婚における子どもの権利保護の勉強会の開催及び市民への周知を市に求める陳情」を議題といたします。  本件は、付託表のとおり市民福祉常任委員会に付託し、休会中の審査に付します。    ────────────── 140 ◯寺岡まゆみ議長 以上で本日の日程は終了いたしました。  本日はこれで散会いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━      午後0時12分  散会 発言が指定されていません。 Copyright © Atsugi City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...